2019年入職 Nさん

所属部署 地域福祉課 生活支援係 主事
職種 相談業務
入職年月 2019年9月
卒業学校 新潟青陵大学
出身地 柏崎市

入職のきっかけ

大学を卒業後、長岡市の福祉系法人で2年半ほど働いていました。
その法人では、高齢者の入所や通所、リハビリ、子どもの障がい支援など、様々な福祉サービスを提供していて、当時は主に高齢者の支援を担当していました。

仕事をしていく中で長岡の方々の地元愛に触れ、私も地元で働きたいと思い始めたころ、知り合いから「柏崎も面白くなってきているから、戻ってきたら?」と声をかけられたことがきっかけで柏崎市への転職を考えるようになりました。
ちょうどそのとき、同い年の知人が柏崎市社会福祉協議会で働いていて、柏崎市社協で募集が出ていることを教えてくれました。
私の持っている資格やこれまでの経験をいかせる場だと感じ、児童クラブ職員として採用され、今に至ります。タイミングが良かったと思います。

現在の仕事内容

児童クラブ職員として約4年半勤務したのち、2024年4月からは生活支援係に異動となり、認知症や障がいにより地域生活に不安がある方のお手伝いをしています。

主な業務として日常生活自立支援事業、法人後見業務、柏崎市権利擁護センターの運営などを担当しています。

日常生活自立支援事業は、認知症や障がいのある方と必要な福祉サービスをつなぐお手伝い、生活費のお届けや各種支払い等による金銭管理などを行います。ご本人の希望をお聞きしながら、住み慣れた地域でその人らしく暮らしていけるよう生活のサポートをしています。

法人後見業務は、柏崎市社会福祉協議会が法人として成年後見等を受任し、権利擁護支援を行います。市民後見人と日程調整して毎月訪問し、被後見人の気持ちを酌み取り、必要な支援を行います。また、財産管理や必要書類の提出等を行い、定期的に家庭裁判所へ報告をします。

柏崎市権利擁護センターは、本人、家族、支援者から成年後見制度に関する相談を受けたり、制度をより広く知ってもらうための広報啓発活動として研修会や説明会を開催したり、市内で活躍する市民後見人への支援を行ったりします。

また、定期的に市内の法律や福祉の専門職・関係機関で集まり、課題の検討、調整、解決に向けて協議します。

仕事の面白さ

相談に来られた方が「話してよかった」と帰っていかれると、少しは力になれたかなと嬉しく思います。

様々な背景や困り事を抱えた方が相談に来られるので、お話を通して少しでも背負っていた荷物を下ろして帰れるといいなと思っています。

自身の成長を感じたこと

前の職場での経験も合わせると、高齢者支援や子ども、障がい支援、地域の暮らしなど、様々な分野の仕事をしてきましたが、今とは違う分野の仕事でも、過去の経験がいかされているなと感じることがあります。

前職では担当していた施設内の業務だけを行っていましたが、今は自分の部署以外の方や、外部の方とも協力し、共に考えながら取り組む機会が増えました。今まで以上に「様々な職種の人と相談・協力しながら仕事をする」経験を重ね、少しずつ自分からの提案もできるようになったと感じています。

これまでの仕事で大変だったこと

生活支援係の仕事では、ご利用者のお金を管理する業務が初めての経験だったため、最初は戸惑いました。

前任者からの引継ぎがあったので、ある程度把握はしていましたが、ご利用者と相談しながらお金を使ったものの、後から予期せぬ出費が発生し、資金が足りなくなってしまい、どうしようかと悩んだこともありました。

自分一人で考えるだけでなく、同じ部署の先輩に相談することも多いです。日々新しい課題が生まれるため、みんなで協力しながらご利用者の生活を支えています。考えなければならないことが多く大変ではありますが、学びになることも多く、やりがいを感じています。

現在担当している成年後見制度や日常生活自立支援事業などの制度についても、勉強しなければならないことが多く、苦労することもあります。大学で権利擁護や成年後見制度、日常生活自立支援事業について学びましたが、実際の銀行での手続や業者とのやり取りといった細かい実務については、担当してから学ぶことがほとんどでした。

今後の目標

現在の部署での日常生活自立支援事業などの経験や知識が足りないと感じているため、経験を積み、知識を深めていきたいと思っています。

これまで、1つの部署に2年以上継続して勤務したことがなく、半年や1年単位で異動になっていたので、希望としては、1つの事業に継続して携わり、深く取り組んでいきたいと考えています。

また、現在は周りの方々にアドバイスをいただきながら仕事をしていますが、将来的には自分自身の経験から適切な答えを出せるようになりたいです。引き出しをたくさん持っている支援者として、より頼られる存在を目指したいと思います。

柏崎市社会福祉協議会の良いところ

困っているとすぐに声をかけてくれたり、親身に相談に乗ってくれる先輩が多いです。
1つの大変な事象に対して、皆で真剣に向き合い、何とかしようと一丸となって取り組む風土があります。

法人内には包括支援センターやケアマネジャーなど多様な部署があり、困っている方がいると「この人に聞いてみよう」「あの部署につなげよう」と、法人全体で支援しようとする意識が強く、尊敬できる人がたくさんいるなと感じます。

働き方に関しても、仕事のスケジュールを調整しやすく、休みを取りやすい雰囲気があります。

1日の仕事の流れ

8:25 出勤 車で通勤しています
8:30 朝礼 皆さんの予定の共有
8:35-8:45 メールチェック・予定の確認
9:00 訪問準備 訪問前に銀行に寄ることもあります
10:00 ご利用者の訪問 困っていることがないか聞いたり、臨時の出費に関する相談を受けたりします。移動時間を含めて1時間~1時間半くらいで訪問します。
12:00-13:00 昼休憩 訪問時間でずれてしまったら調整して休憩を取ります。

休憩は外出可能なので、その日の気分によって事務所で食べたり、外食する人もいます。

13:00-15:00 事務作業 記録作業や書類作成、お金の計算など事務作業をします。

ご利用者からの電話の応対もします。

15:00-16:00 会議 施設内で会議をします。
16:00-17:25 事務作業 記録作業や書類作成などの事務作業をします。
会議録をまとめたりなどします。
17:25-17:30 終礼 職員での情報共有を行います。
17:30 定時 大きな会議が控えているときや新規のご利用者の準備などが重なったりしたときに残業することもありますが、基本的には残業しないで帰ろうという雰囲気です。

休日の過ごし方

本を読むのが好きなので、本を読んだり、猫と遊んだりしています。

また、アルビレックス新潟のファンで、友達と一緒にビックスワンに行ったり、時には1人で観戦することもあります。
弟がサッカーをしていた影響でもともとサッカー好きな家族だったのですが、誘われて見に行った試合でアルビレックスが勝ってJ1に昇格した瞬間の熱狂を体験し、それがきっかけで本格的にハマりました。
アルビレックスが勝つと、1週間元気をもらえます。負けたとしても、次の週末に向けてアルビレックスのことを考えてしまいます。