退任の御挨拶

本当にありがとうございました。

私こと、この度6月14日をもちまして、柏崎市社会福祉協議会の会長を退任いたしました。

平成29年6月に就任してから6年、多くの方々のお力添えにより、務められたことに厚くお礼を申し上げます。

さて任期後半の3年余りは「コロナ下」、私たちの暮らしや仕事のやり方も大きく変わりました。マスクで顔を覆い、人との接触が制約され、人と会って話をすること、共に食事をすること、手を取り合うことも叶わない、こうしたことへの不安や閉塞感を実感した方も多かったのではないでしょうか。また、ICTの進化により、たいていのことは人と直接関わらなくても用が済んでしまうようになりました。

しかし、それはそれで便利かもしれませんが、くしくも新型コロナ感染症の拡大が、「人と人とのつながりが心を癒してくれること」「誰かが差し伸べてくれる手の優しさが助けになること」を改めて気づかせてくれたように思います。

少子高齢化、人口減少問題などと言われて久しく、また、社会構造や家族環境が変化している中、地域で支え合える体制づくりがより一層問われていると思います。社会福祉協議会への期待も大きくなっております。

ここは新会長のもと、強靭な体制基盤を構築しつつ、柏崎社協が充実した事業活動を展開し、柏崎の地域福祉が一歩一歩進んで行くことを懇願しております。重ねて、皆様方のご協力に感謝を申し上げ、退任の挨拶といたします。

                                    前会長 本間厚幸